推しとオタクとお金のこと 自分はなぜグッズ厨になったのか?を考えた【雑談】①

ご無沙汰しております。グッズ厨をやめるために頑張った話を投稿し、気付けば数年が経っており驚きます。こちらの記事はTwitterなどで取り上げて頂いたようで反響が大きく、数年経った今でも感想を頂くことがあります!沢山の方が読んで下さり、その上コメントなど反応まで頂いて本当に感謝しております。

 

さて今回からですが、個人的な雑談です。気が向いたので最近の自分の状況と、グッズ収集癖について改めて思うことを書いてみたいと思います。よければお付き合いください。

 

自分のオタク遍歴ですが、主に

3次元(J事務所)→2次元(JUMP系)→3次元(邦ロック)→☆2次元(少年誌全般他スマホゲーム系アイドル、腐併発)→3次元(J事務所出戻り)→3次元(kドル)…という流れで今現在に至ります。

基本的に一度好きになったものを嫌いになることはありません。しかし、極度のグッズ収集癖が大爆発するのはその時一番熱いジャンルという、そういう意味では熱しやすく冷めやすいオタクに分類されますかね、、。

私が生活に支障が出るほどのめり込んでいたのは☆マークの時期です。お気に入りのキャラ一点集中の収集欲 or 自cpセットで集めるという腐の使命感によるコンプ欲 を常に発揮していました。

 

ここでタイトルに戻りますが、なぜこの時期にいわゆるグッズ厨になったのか?を数回に分けて考えてみたいと思います。前回のブログでは解決策に焦点を当てたので、少ししか触れていない部分です。

当時は衣食住と同じレベルでグッズ収集する習慣がついていたと分析しましたが。

そもそも、自分の人生への不安とか寂しさとか恐怖から現実逃避するためだったかな、、と今振り返って思います。☆マークの時期、自分は受験に失敗して目標も無くなって、空っぽでした。バイトもうまくいかないし、ただ課題をこなすだけの日々が常に不安で仕方ありませんでした。これからどうやって生きていくの?といつも自分を責めていました。

第一志望じゃなくても、置かれた環境でできることを一生懸命やれば十分。とこの歳になって強く思いますが、当時10代の自分にはそんなこと全く考えられませんでした。(完璧主義)

そんな時にあるジャンプの作品(今でも一番好きです)に出会って、人生観が変わったと言っても過言でないくらい、大きな衝撃を受けました。グッズを買い始めたのもこの作品がきっかけです。

このきっかけが後にどうやってグッズ厨へと変化したか、また次の記事で書いていきたいと思います。

グッズ厨をやめるために頑張った話⑥~最終回は番外編~

はじめに、「グッズ厨を辞めるために頑張った話①~⑤」をお読みくださり本当にありがとうございました。未読の方は以下のリンクから、ぜひお読み下さい♪

グッズ厨をやめるために頑張った話①~我に返る編~ 

グッズ厨をやめるために頑張った話②~別れと断捨離編~ 

グッズ厨をやめるために頑張った話③~己との戦い編~

グッズ厨をやめるために頑張った話④~取り戻せ!金銭感覚編~ 

グッズ厨をやめるために頑張った話⑤~祝 グッズ厨卒業編~ 

 

さて、ここからは番外編です。

①~⑤に渡ってグッズ厨を辞めた方法を羅列しましたが、実際にどんなグッズから手を付けていったのかは詳しく述べませんでした。

そこで番外編では、ランキング形式で「どんなもの・ことをまずやめていくか」発表したいと思います。よろしければお付き合いください!

 

※決してグッズの購入そのものを否定しているわけではありません。むしろ大好きです。でも好きだからこそ、お金をつぎ込んでしまい生活に支障が出る前に、上手な付き合い方を見つけたい人に向けて書いています。ご理解頂けたら嬉しいです。※

 

 

独断と偏見による「どんなことからやめていくか」ランキング

 

第一位 使いどころのないクリアファイルの購入

これは、圧倒的第一位です。

印刷が綺麗で、かさばらず、比較的安価なクリアファイル。缶バッジは我慢するけど、クリアファイルなら「万が一飽きてしまっても使えるし買おう…」という方、いませんか?私はそうでした。しかしその「使えるし」というのが最大の罠です。

なぜなら、使いません。勿体なくて使えません。その証拠か、「クリアファイルファイル」という商品が発売されていますよね(;´Д`)

高画質のイラストを綺麗に観たい、など理由があって本当に必要なら構いませんが、単に「何か買わないと気が済まないから」という理由で手を出しているなら我慢を!

 

第二位 Box買いのできないランダムグッズ・天井のないソシャゲガチャ

両者とも、上限がないことで共通しています。怖いですね;

いきなりすべてのランダムグッズを買い控えるのが難しければ、まず「バラ買い」をやめてみることをお勧めします。よく何十個と缶バッジをバラ買いしたのにキャラが偏っていた、推しがいなかった等、悲しい結果を目にします。

天井がないタイプのソシャゲガチャもそうです。無課金単発で出る人も入れば、万単位の課金で泣く人もいます。

グッズ厨を辞めたいなら、ここもきっぱり断ち切る覚悟で行きましょう。(よく「課金は正義」と言いますが、公式にお金を払うチャンスは他にもあると私は思います。)

どうしても買うなら、箱買いで揃うものや、何連目は確定等のガチャを選ぶと楽しめるのではないでしょうか。

 

第三位 特典につられて購入する

ゲームや漫画、円盤でも、昨今は何かと豪華な特典が付属します。CDに缶バッジが付属したり、円盤に応募券がついてきたり。すごいものだとタペストリーやTシャツまでつきますよね!

嬉しいことなのですが、特典欲しさに手を出すとキリがありません。例えばそれが握手会応募券なら、1枚で当たる人もいれば100枚積んでも外れる人は外れます。悲しいですが、現実なんてそんなものです。

だったら初めから、一枚だけにして我慢!それが心にもお財布にも優しいと思います。

 

第四位 SNS等を通した郵送取引、面識のない人の為の代行

これに関しては、そもそもリスクが伴う行為です。交換したものが届かなかったり、破損したり、詐欺にあったり。知らない人に個人情報を開示することで、悪用される恐れもあります。毎日のように注意喚起を見かけませんか?

地方住みで難しいなど事情はあるかもしれませんが、なるべく手渡しや補償のあるお取引にすることで、お取引件数・送料等が減りお金も浮きます。連絡する手間もかなり省けますし、リスクも減るでしょう。当日すっぽかされたとしても、詐欺に比べればマシです。

また、取引の条件を絞ることで引き取り手が見つかりにくくなり、諦めがつくこともあります。

(私の場合、まず現地取引に絞ることでお取引の回数を物理的に減らしました。)

 

第五位 プライズ景品、飾らずに段ボールに保管するだけのフィギュア

まずプライズ景品について。主に都心にみられますが、人気景品ほどいわゆる鬼畜設定になっていることが多いです。限定缶バッジ一つに2,3千円費やすことはザラで、中にはそれ以上かかったりすることもあるようです。

一度お金を入れると意地になってついやってしまいますが、上限いくら、と決めましょう。(できれば、そもそもやらないほうがよいです。)

私もつい最近、某漫画の缶バッジを見に立ち寄りましたが、先に挑戦している方が全く取れていなかったので諦めました。そして今困っているかというと、そんなことはありません。時には諦めが肝心だと学びました。


そしてフィギュアです。プライズのもの、ハイエンドモデルと色々なタイプが存在しますが、飾らずに埃を被っているものはありませんか?段ボールからも出さずに放置しているものがある場合には、本当に必要なのか冷静になって考えることをおすすめします。

 

以上、「どんなことからやめていくか」ランキングでした。参考になる部分はありましたでしょうか?

 

[おわりに]

 私たちを楽しませてくれるものでも、適度にしないと逆に苦しめられることがあります。私はこの数年で痛感しました。でも、身も心もボロボロになる前に気付いてよかったです。おかげで今は、当初のように趣味を楽しめています。

まだ間に合います。このブログが少しでも皆さんの役に立ちますように。

 

改めて、最後まで読んで下さり本当にありがとうございました。またどこかでお会いできたら嬉しいです。

 

グッズ厨をやめるために頑張った話⑤~祝 グッズ厨卒業編~

前回の記事はこちら

 

これにて本編は最終回です。

さて、そもそもグッズ厨を辞めようと決心した大きな要因の一つは、約一年前に某施設で目当てのグッズが手に入らなかったことです。くじ形式なので当然ですが、払ったお金と手に入ったものが違いすぎる結果に「私は何をしているんだろう」とむなしくなったのです。

もういっそのこと全部やめると決めてからは、今まで書いてきた通りなかなか辛い日々でした。でもさすがオタクなのか苦笑、凝り性が幸いし徹底的にできたと思います。

 

そして現在。作戦⑧(詳しくは前回の記事)に則りリストを作成していましたが、実は並行して「我慢できたものリスト」も書いていました。店頭やネットで見かけ「欲しい!」と思ったけれど、衝動買いせず我慢できたグッズとその値段を記したものです。

するとそこには、いかに衝動買いが多いかという事実と、浮いたお金、そしてなにより頑張った自分の成果がハッキリと現れました。闇雲にやるより、目に見える形で残すのは効果的で、嬉しかったです(>_<)

そうしてモチベーションを維持しつつ継続した結果、一年で購入したグッズは数個、どれも安価なものです。そのほか漫画を買ったり映画を観たりもしましたが、こちらも厳選しました。

その代わり洋服に充てたり、美容院に行く頻度を少し上げたり、自分にお金を使いました。

結果的に、一年前モヤモヤしながらグッズ収集していた自分よりも今の方が楽しく、厳選して買ったグッズにも愛着が湧いて、いいこと尽くしになりました。

もちろん今でもイベントの告知や新情報をみると気になりますし、物欲が0になったかと言えば嘘になります。でも「そのグッズを手に入れたら死ぬほど嬉しいか」じっくり考えてみると、案外そうでもないことに気付けるようになりました。

グッズに限らず、迷った時点でそれほど必要ない買い物なのかもしれません。

 

グッズ厨というのは、オタクでない人にはあまり理解されないことだと思います。

実際私も、非オタの友人に相談したとき賛同が得られず、落ち込んだものです。このブログを読んで下さった方の中にも、いらっしゃるのでしょうか。

しかし、「そこまで熱中できるものがあって羨ましいよ」ともよく言われます。好きなアニメがあって漫画があって、欲しいものが沢山あることは決して悪いことではありません。むしろ心が豊かな証拠だと私は思います(^^)

ですからグッズ厨である自分を責めるのではなく、やめたいと思ったらそれと上手く付き合っていけるように頑張ってみて下さい。

このブログが、少しでもあなたの助けになることを願います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

よろしければ番外編もお読みください♪

 

グッズ厨をやめるために頑張った話④~取り戻せ!金銭感覚編~

前回の記事はコチラ

 

さて、作戦を実行していくことで、私の「グッズ厨度」にはだいぶ改善がみられました。しかし習慣化しなければ、結局は物欲と戦い続けるだけの辛い日々になりますよね(*_*)

難しいですが、最終的に「収入に見合った適切な物量」だけを、義務感や罪悪感を感じることなく、楽しんで買う!これに尽きると思います。

今までは、収入のうちグッズに充てる金額の割合がおかしかったんです。それを普通に戻すべく、こんな作戦にでました。

 

[作戦⑦]今まで我慢してきたものを買う(グッズ以外)

「浪費を止めようって言ってるのに買うの?」と感じたかもしれませんが、この方法がものすごく効果的なんです。

大量のグッズを買うため、よっぽどのお金持ちでない限り、何かを犠牲にしていると思います。私の場合、洋服をケチっていました。思い当たる方も多いのではないでしょうか?

家賃や食費や日用品といった、生きるために必要なお金を大きく削るのは中々難しいと思います。でも洋服に関しては、今の時代安くてかわいいものが沢山ありますし、消耗品だから、と安物ばかり買っていました。毛玉ができても着たりして、今思えば不潔ですよね(-_-;)

しかしある日、グッズを我慢して浮いたお金で、 久しぶりに好きなブランドの服を買ってみました。1000円のアクキーは迷わないのに、1000円のTシャツは高く感じていた自分には衝撃が走ります。でも、買った後の満足感が桁違いでした。本当に嬉しくて、「買い物ってこれだ…」と思い出しました。

大満足の買い物、もちろん大事に着ます。すると大事にするから長持ちして、愛着もわいて、いいこと尽くしでした。安物買いの銭失い、という言葉は、あながち嘘でないなと思います。(安くても気に入っていればもちろんOKです♪)

 

その他にもペラペラだった布団を買い替えたり、美味しいものを食べたり、「グッズを我慢すればできたこと」を思い出しました。結果、毎日の生活がとても豊かになりました(^^)

 

[作戦⑧]「欲しいものリスト」を作成する

いい買い物ができるようになると、自然と要・不要の判断がつくようになります。今までの優先順位は グッズ>その他 でしたが、それが 必要な物>そうでない物 という基準に変わったのです。あたりまえのように見えて、たどり着くまでなかなかの時間を要しました(>_<)

でもここまでくればグッズ厨卒業は目前です。そこから数か月、「これ欲しい!」と思うものを、グッズも含めひたすら紙に書き出しては取捨選択をするという作業を必ず行いました。いらないものは横線で消して、必要なものには優先順位を記入して・・・という感じです。すると、以前の私からすれば考えられないのですが、きちんと取捨選択できるようになっているんです。正直に言ってかなり感動しました。よくやったぞ自分!と、己を褒めました。笑

モヤモヤしながらグッズを収集していたあの頃には無かった金銭感覚を、ようやく取り戻すことができました。

 

 

時は経ち、グッズ厨卒業のために自分と戦って約一年。現在どうなっているのか?

 次回、グッズ厨をやめるために頑張った話⑤~祝 グッズ厨卒業編~ へ続く♪

 

 

 

 

 

 

グッズ厨をやめるために頑張った話③~己との戦い編~

前回の記事はこちら

 

さて、グッズを飾る場所を減らし、一部を除き手放すことで半ば強制的に断捨離に成功しました。しかし世間では新しいグッズがどんどん発売され、イベントも発表されます。冷静な判断ができるようになってきたとはいえ、新情報を前に「欲しい・・・予約したい・・・」という衝動は止みませんでした。むしろ断捨離の副作用で、増していたかもしれません。)

この気持ちをコントロールして己に勝たなくては!そう考え、このような作戦を実行しました。

 

[作戦⑤]SNSの整理

SNSは自分の知りたい情報だけを簡単に、リアルタイムで得ることができます。また同じ趣味を持つ人と繋がったりでき、便利で楽しいものです。

しかしそうやって手あたり次第フォローした結果、私のタイムラインはBox買いをして交換を探す投稿や新グッズの情報であふれました。自力で情報収集せずに済み、ネット通販が普及した今グッズ収集は格段に容易に。なにより「Aさんも買ってるし、私もこれくらい買っちゃおう」などという勝手な思い込みでの浪費が絶えません

グッズ厨が陥るSNSの欠点は、以上のようなことだと思います。この場合思い切ってアカウントを削除するのが最善かと思いますが(※)、私はフォロー一覧を整理しました。特に「~グッズ速報」やショップ公式など、新商品が目につきやすいアカウントは必ず外しました。

こういった試みだけでも、随分変化が起きます。ぜひやってみてください。

※アカウント削除は自己責任でお願いします。また既に決まっているお取引等は、必ず最後まで遂行して下さいね!

 

[作戦⑥]動画サイトで開封動画をみて心を落ち着ける

一度原点に立ち返ります。私がグッズ収集を始めたのは元々のコレクター気質に起因するのですが、オープンパッケージの商品なら好きなものを選べるので、大した量にはなりません。昔はよく「オタクは使う用・飾る用・保存用で3つ買う」なんて言われましたよね。笑

しかしランダム商法が主流となった今はそうもいきません。企業からすれば在庫を読まずに済むため当然といえば当然ですが、これがグッズ厨という呼称を生み出した元凶であることは間違いないでしょう。

ランダム商法の怖いところは、稀に訪れる「神引き」がコレクター魂に火をつけることなんですよね。^^; 中古屋で買うことと、推しを自力で当てることは別。しかし開封する喜びに意義を見出しては本末転倒だと気づいてから、動画サイトでグッズ開封動画をみて疑似体験するようになりました。

すると確かに定期的に推しを引いてはいますが、ほとんどが違ったり被っていました。目的は開封することではなく推しを手に入れることですから、ランダムで買うリスクがいかに高いかわかります。

このことに気付いて以降、ランダム系は勿論、Box購入しなければ手に入らないもの購入することはなくなりました。

(但し動画によって余計にグッズが欲しくなると逆効果ですので、その場合は避けてくださいね💦)

 

さて、こうして私のグッズ厨はだいぶ改善されました。しかしただ我慢するだけでは、いつか糸が切れて、急激なダイエットのリバウンドのように元に戻るのでは、という不安も。理解して実行しても、やめてしまったら努力も水の泡です。

そこで、今までと違うお金の使い方をすることで以前の金銭感覚を取り戻す作戦を決行することにしました。

 

次回、グッズ厨をやめるために頑張った話④~取り戻せ!金銭感覚編~ へ続く♪

 

グッズ厨をやめるために頑張った話②~別れと断捨離編~

♪前回の記事はこちら

さて、購入したグッズを客観的にみることで冷静になった私。次に取った行動は・・・

 

 [作戦②]飾る場所を減らす

飾るだけになってしまったグッズとはいえ、好きだから飾っています。手に入れた苦労や金額を考えると、簡単には手放せません。^^;

減らすのが無理なら、とりあえず増やすのをやめよう。そう考えた私は、「飾る場所を減らせばグッズも増えないのでは?」と思い、ベッドサイドのみに絞ることに。 

今までありとあらゆる棚、壁、窓際、テレビの前に至るまで、部屋中がグッズ置き場でしたが、本当のお気に入りのみを残したことで部屋も綺麗になり良い気分に。

溢れたグッズはひとまず箱にまとめておきました。(まだ決断できず)

 

[作戦③]痛バッグをなくす or 小さくする

これは作戦②の一部ともいえる方法かもしれません。

私は痛バッグとして市販されている、透明な窓のついたA4サイズのトートを使用していました。よく見かけるタイプですね。

目的は人それぞれかもしれませんが、私の場合、主にイベントでの目印として使用しました。そうして交換・譲渡して頂いたグッズでさらにグッズ増加、のループです。^^;

この習慣を断ち切るために、思い切ってポシェットタイプの小さい痛バッグに買い替えました。なんと缶バッジ6個ほどで埋まってしまいます。(なんにも付けられないじゃん!と愚痴をこぼしたものです。)


しかしお気に入りを厳選し、小さなスペースに工夫してつけるように。グッズ一つ一つに愛着が湧きました。その結果、新グッズを見ても「今持っているものを超えるか?」という判断ができるようになったのです。

今思えば、この方法は大変有効だったと思います。

 

[作戦④] あふれたグッズの整理

 グッズ増加のペースが落ち着いたところで、あふれたグッズの整理にとりかかりました。心を鬼にして、本当に好きなものとそうでないものを分別します。

大切なのは一つでもいいから減らすこと。無理せず、でも頑張ってみましょう。(推しとの別れは辛いものです。)

 そうして手放すことを決意したグッズ達は、中古屋さんに買い取りをお願いしたり、フリマアプリを通じ売却しました。こういった作業は、ただ「捨てる」よりも手間がかかり大変です。しかしだからこそ、改めて自分が今までかけてきた時間やお金、労力を冷静に振り返ることができたと思います。

グッズを売却して得た少しのお金。かけた金額に比べれば遥かに少ないものでした。

ここまでの作戦でかなり冷静になれた私ですが、「衣食住のレベルでグッズ厨」という根本はまだ変わっていません。このお金も、油断したらグッズに代わってしまうかも。まだまだ不安でした。

しかし当初の目的は「適度に楽しむ」ことです。本当に欲しいグッズが出た時、迷いや罪悪感を感じることなく買い、楽しみたいだけなんです。

ここからは狂い切った金銭感覚をもとに戻すため、次の段階へと進みました。

 

グッズ厨をやめるために頑張った話③~己との戦い編~ へ続く・・・

 

 

 

グッズ厨をやめるために頑張った話①~我に返る編~

グッズ収集がやめられない!そんなあなたへ。

はじめまして。

私は極度のグッズ収集家、いわゆる「グッズ厨」でした。休日は早起きしてイベントに列をなし、中古屋を巡り、アニ〇イトへ行き、Box買いをすればSNSで交換を探し、コラボカフェでドリンクファイト・・・「収集家」といえば聞こえはいいですが、もはや一種の病気だったと思います。

初めは楽しかったはずなのに、気づけばグッズの在庫やランダム商法に胃を痛めるように。グッズを手に入れた喜びは勿論あるけれど、同じくらいストレスも抱えるようになっていました。

 このままではまずい。アニメが好きなのに今は辛い。昔みたいに適度に楽しみたい。

そう感じた私は、グッズ厨を抜け出すために自分なりの方法を考えました。 

 

注意⚠︎このブログは「辞めたいと思っているのに辞められない」方向けに書いております。楽しくグッズ収集できている方を否定する考えは一切ありません。

 

[はじめに]  なぜ辞められないのかを考える

とは言え人間そんな簡単に変わりません。「そもそも簡単にやめられたら悩まねえよ!私の生きがいなんだよ!今日も推しが可愛いな!!」これが当時の心境でした。 

明らかに買いすぎなのは自分でも薄々分かっているんです。でも買わずにいられない。たどり着いた結論は、

  • 「グッズを買うこと」が既に生活の一部になっている
  • 「オープンなオタク」が容認される時代の流れ(痛バッグ他)

でした。

そもそも自分がアニメに興味をもった頃、アニメショップの客層は男性中心だったと記憶しています。当時のア〇メイト本店の狭すぎる階段をコソコソ登り、某王子様のブロマイドやCDを買ったものです。(年齢がバレますね)

今でこそ幅広い年齢層を見かけますが、当時はかなり浮きました。オタク=気持ち悪いという世間の目もあり、隠れオタクが多かったからでしょうか。グッズを大量に付けて推しをアピールするなど、言語道断でした。

しかし今や「痛バッグ」や乙女ロードがTVで特集される時代です。時代とともに、昔は少なかったトレーディンググッズが毎週のように発売されるようになりました。

そしてSNSの発達により、ファン同士での交流が容易になりました。作品について語り合うのは楽しいですし、トレーディングでも損をしないのですからグッズ厨は加速します。

このループから抜け出すのは至難の業です。本人からすれば衣食住のレベルでグッズ厨をしているからです。

 

では、いかにしてここから抜け出すのか。私はいくつかの作戦をたて、実行することにしました。

 

[作戦①] ここ数か月で買ったグッズを紙に書く

まず手持ちのグッズを把握することから始めました。思い出せるだけで構いません、とにかく一度買ったグッズを見直してみましょう。家計簿を付けるような感じですね。

そして、そのうち「これは買ってよかった!」「これは生活に役立っている!」と思うものに〇印を付けましょう。・・・・いくつありましたか?

私は驚きました。一部を除いて、ほとんど全てが「飾って終わり」なのです。

(ここでいうグッズとは、缶バッジやラバーストラップなど小物をさします。)

痛バッグを作っても限度がありますから、溢れたグッズは自然と飾る(置く?)だけに。ここで初めて、本当にこんなに必要だろうか?と冷静になりました。


ここから本格的に「グッズ厨脱却」の道を突き進むことになります。

 

グッズ厨をやめるために頑張った話②~別れと断捨離編~ へ続く・・・